素材の違いによるメリット・デメリット
ペアリングを選ぶとき、まず最初に考えるのはゴールドにするかシルバーにするかという事ではないでしょうか。
ゴールドかシルバーかというのは素材ではなく、見た目のカラーのこと。金色が好きなカップルならペアリングの色もゴールドが良いですし、洗練された高級感を楽しみたいというカップルなら、派手な印象を与えるゴールド色よりもシルバー色を選ぶカップルも多いでしょう。
シルバー色のペアリングといっても、その素材はたくさんありますし、素材が変われば価格も大きく異なります。
まず、シルバー色と言って思い浮かべる素材といえば、やはりシルバー(銀)。ペアリングなどのジュエリーとしてラインナップされているものはシルバー925が多くなっています。
シルバーはゴールドやプラチナなどと比較するとリーズナブルに購入できるのが最大のメリットで、柔らかい金属なので加工もしやすく、凝ったデザインのペアリングもたくさんラインナップされているのが特徴です。
ただし、この金属は空気や汗によって酸化しやすいため、使い込むうちに色が変色してしまうことも少なくありません。
こまめにお手入れをすれば変色は解消できますが、柔らかい金属なので使い込むと表面に傷がつきやすいという特徴もあります。そのため、使い込んだ味も含めて楽しみたいという人にはピッタリの素材といえます。
一方、金属アレルギー人口が急増するとともにジュエリー業界に黒船的に参入してきたのが、リーズナブルな上に金属アレルギーを起こしにくいステンレス素材。
ステンレス素材にもいろいろな種類がありますが、その中でも医療業界でも使われていて、金属アレルギーが起きる確率は他の金属と比べると最低だと言われているサージカルステンレスは、肌が弱い人には理想的なジュエリー素材として人気があります。
サージカルステンレスは汗にも強く錆びたり変色しないだけでなく、硬い金属なので傷がつきにくいというメリットもあります。
しかし、金属の硬さのために加工しにくいというデメリットがあり、シルバー素材のように凝ったデザインのものは見つけにくいようです。
シルバー925素材とサージカルステンレス素材とでは、見た目の印象や、つけた感触などが大きく異なります。
シルバー925は鏡のような光沢がなく、ハンドメイド的な雰囲気を持っているのが特徴。ただし、どのようなデザインにも対応できる柔らかさがあるので、デザインでペアリングを選びたい人ならシルバー925がおススメです。
一方、メンテナンスが面倒な人や、見た目の光沢が好きな人にとっては、サージカルステンレスがおススメ。汗をかいたり水に濡れたりしても錆びないので、いつまでもローメンテナンスで美しいペアリングを楽しみ続けることができます。
シンプルなデザインに愛のメッセージを刻印したい人にとっては、シルバー925よりもサージカルステンレス素材の方が実用的かつ耐久性にも優れているのでおすすめです。